ポータブル電源とは何!?利用用途と共に解説いたします
近年テレビ番組の特集でポータブル電源の名前を聞くことが増えたかと思いますが、ポータブル電源が具体的にどのようなものなのか理解されていますか?
中にはモバイルチャージャーとの違いが明白でない方もいるのかと思いますので、こちらの記事ではポータブル電源とはなにか、そしてその使い道を紹介していきます。
ポータブル電源とは
ポータブル電源とは、電力を蓄えて持ち運びできる充電式の電源装置のことです。
主に内蔵された大容量のバッテリーを使い、電力を必要とするさまざまな機器に電気を供給します。
なお、モバイルバッテリーとの大きな違いはコンセント(以降:AC電源)が備わっていることから、スマホやゲーム機はもちろん、扇風機や冷蔵庫、ドライヤーなどの生活家電の電源と使用することもできます。
ポータブル電源の特徴
ポータブル電源はいろいろなメーカーから様々な製品が販売されており、当サイトでも200件以上の製品データがあるくらい製品数が多いです。中には個性的なものありますが、ポータブル電源の共通する特徴は以下となります。
持ち運び可能
電池容量にもよりますが、家庭用として販売されている製品の多くには持ち運ぶことを想定した取っ手がついています。
また、容量が多い製品でもスーツケースのようなタイヤがついているものが多く、引っ張ることで移動できるようになっております。
複数の出力端子
先ほど触れた通りポータブル電源にはAC電源はもちろん、USB、DC、シガーソケットなど複数の出力端子を備えているものが多いです。
そのため身の回りの家電製品は基本的に充電できると思っていただいても問題はないでしょう。
静穏性
野外で電源を取る方法として発電機を使用することもできますが、発電機はいわばエンジンのため、どうしても動作音が大きくなってしまいます。
一方ポータブル電源は充電した電力を使用するため、発電機より静穏性が高いといえるでしょう。
豊かな充電方法
製品にもよりますが、ポータブル電源の多くは電源コンセント、車のシガーソケット、ソーラーパネル、USB PDなどに接続することで充電することができます。
また、近年はコンセントとUSB PDの2系統から同時充電し、充電時間を短くする製品なども出てきております。
ポータブル電源の用途
ポータブル電源はAC電源を必要とする場面であればどこでも使用することができますが、主に以下のような場面で活躍することが多いです。
アウトドア活動
キャンプや車中泊で使用している人が圧倒的に多いイメージがあります。
具体的には冬場、暖を取るため電気毛布にしたり、調理家電の電源に使用することが多いです。
防災対策
停電時に照明や家電を動かすための非常用電源として購入されるかたも多いです。
最近は防犯対策を意識した商品も増え、パススルー機能やUPS機能が備わったポータブル電源も増えました。
作業やイベント
電源がない場所でのDIY作業、野外イベント、撮影機材への電力供給にも使用できます。
また、高級車を所有する方はバッテリー上がり防止のため、車とポータブル電源をつなぎ、バッテリー上がりを防ぐなどの使い方もあるみたいです。
日常使い
最近は重量が1kgを切るポータブル電源も出てきたことにより、カフェで長時間PC作業をしたい人などにも需要があるみたいです。
ポータブル電源の選び方
ポータブル電源は高価な製品のため、使用用途に適した製品を買うことが大事です。もちろんスペックが高いものを買うに越したことはありませんが、大きさや重量などつい見落としがちな部分も利便性に大きくかかわってきます。
容量(Wh)
長時間使用する場合や大きな家電を使いたい場合、大容量モデル(1000Wh以上)あると余裕があります。
定格出力(W)
接続する機器の消費電力に対応できるモデルを必ず選びましょう。
重量とサイズ
持ち運びが多いなら軽量でコンパクトなモデルが便利ですのでオーバースペックなものは買わず、必要最低限のスペックで購入するのがおすすめです。
充電方法
充電できる方法の豊富さと充電時間はとても重要です。特に車中泊で電池容量が大きいポータブル電源を使用する場合、シガーソケットからの充電のみでは充電しきれない可能性があるのでソーラーパネルからの充電ができるかなども考慮して買うのがよいでしょう
電池種別
発火リスクの少ないリン酸鉄イオン電池搭載製品がおすすめです。
容量別使用イメージ
ポータブル電源の容量は大きく分けて以下のように分類されます。
小型モデル(~300Wh程度)
スマホやLEDランタンの充電向けです。場合によってはポータブル電源より大型のモバイルバッテリーのほうが用途に適している可能性があるため、AC電源が必要かしっかり確認することをお勧めします。
中型モデル(500~1000Wh)
ノートPCや小型の家電に最適な容量です。購入時は定格出力も確認しながら買わないと容量的には足りるのに定格出力不足で使用できない家電が出てくることもあります。
大型モデル(1000Wh以上)
冷蔵庫や電子レンジも動かせるものになります。このクラスになるとスペック上動かせない家電は少ないですが大きさと重量が大きくなるため、普段保管する場所が重量的に持ち出せるのかなどをしっかり確認しておくとよいでしょう。
まとめ
長くなりましたが、ポータブル電源とはなにか?の解説は以上となります
こちらを読んでいただいた皆さんは少なくてもポータブル電源がどのようなものかのイメージはついたかと思います。
また、自分が利用しているイメージが湧いた方がいたら管理人として大変うれしいです。
今回の記事は以上となりますが、よりポータブル電源を詳しく理解したいという方に向けた記事もございますので良かったら読んでみてください